








Sedum palmeri x Echeveria ‘Lola’
seedling 2010.
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結局1本まで選抜しました。
管理の影響か今年はあまりキュっとならないですが。
花は S. palmeri 系で初めて『成長点丸ごと花芽型』ではなくて、『脇からヌッ!型』でした。
これは通年ロゼットを拝めるので何気に結構良い特徴。
後は『適切な方法(ベンケイソウ科なら栄養繁殖が妥当)』で繁殖してみてから
・適格(ICNCPの形式基準に合致している)な品種名を考案する
・類似多品種と比較した判別文を伴って、日付入りの全国規模の出版物に掲載する
これをこなせば文句付けようがない新品種として扱えます。
最近は記載文(判別文)を書く練習してみたりしてます。
「Sedum palmeri と Echeveria ‘Lola’ の中間形態で、両親の特徴を引き継いでいる。
S. palmeri と E. derenbergii の交雑品種と言われている xSedeveria ‘Green Rose’(A.B. Graf, Exotica 3: 1713, pl. on 691 (1968).)に似るが、より白肌で肉厚で葉数が多く密なロゼット。茎立ちして自重で倒れ易い。ロゼットの中心からではなく花茎は脇から生える。」
ついでに花の特徴とか添えてやれば完璧でしょう。
最終的なサイズ感も載せたいですよね。
なお発表する機会はない模様。
1本まで絞り込む必要はないですが、過去の集合画像を見るとやっぱりバラついています。
その個体差が「one and only な個性」なのか、「同一品種内で許容される誤差」なのか、「当たり外れレベルの品質差」なのか。
判別文と相違があるわけでもないし、他に紛らわしい品種もないんで理屈的には全部同じ名前で管理しても同一品種内の誤差という扱いで問題は無いとも言えなくもない気もしますが、個人的にはクローン1です。
品種名は単なるデータだけでなく、ギャランティ的な側面も持っていると言えるので「どこで買おうと育てれば同じ植物になるようにする」のはとても大切なことです。
大統領が飲むコークもあなたが飲むコークも同じコーク。
この手の小さめベンケイソウは群生させたときの見栄えも重要だと思うので、「早く群生にさせたいから他所でもう一本買うてきたでー。・・・アレ?なんか違う・・・」だと個人的にはガッカリします。
現状の問題は個人単位でペーパーメディアを発行するのが難しいところです。
個人的にはキチンとストレージされていればネットでも十分だと思ってはいますが。
ただルールを無視するのと、把握しておいてから違反するのかでは全然違ってきます。
同じ未発表品種という違反をするにしても「規約なんざ知らねえ!俺がルールブックだ!」と「誌面発表だけ無理なんでそこだけ違反します。他の不備はないですし、発表の代替策はアレします。」ではどちらがスマートか。
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今年分もやっと日曜くらいに蒔きだしたんですがボンボン発芽しだしてます。
ホッとするというか、いよいよ開幕したというか、何回やってもどんなんなるか分からないんで楽しみですね。
冷やしたのが良かったのかなー。
相変わらず E. ‘Derenceana’ は種子親に使うと元気いっぱいですわ。
今年初めて使った七福神もまあまあ良い感じです。