
Haworthia bolusii var. blackbeardiana sensu Bayer
MBB6842 Inverbolo (3227BC)
http://1911.up.n.seesaa.net/1911/image/1911-2012-09-29T18:11:29-1.jpg
ちょっと成長しました。
子吹きしだしてます。
ブラックベルデアナとその近縁群
http://haworthia.ldblog.jp/archives/35703020.html
http://haworthia.ldblog.jp/archives/35703244.html
http://haworthia.ldblog.jp/archives/35703277.html
多肉植物の故郷 南アフリカMAP
http://www.ne.jp/asahi/isij/japan/siryo.html
H. stonii n.n. とされている種と相当近いか、同種じゃないかと思います。
"blackbeardiana" で出回っているものでも Queenstown からだいぶ南東、Cathcart の東くらいから Stutterheim の北西辺りは今日載せたヤツみたいにオブツーサライクな感じの、背が低くてノギが弱い感じです。
H. ikra なんかが近所に生えてるんでその辺の影響を受けてるんじゃないかなと。
なんとなく窓が青み掛かってたり、小さめで群生する個体が多いような気がするのもそのせいかも?
***********************************
まず H. specksii と H. blackbeardiana 違いという前に「H. blackbeardiana そのもの」、「Poellnitz の H. blackbeardiana 」がもう一つピンと来ない人が多いような気がするんでシロウトなりの説明を。
写真で見ると枯れたトゲも残ってるし結構イカつそうな印象なんですけど記載文を読む(以前貰ったラテン語のヤツを頑張って読みました)とそうでもないんだろうなあという気がしてきます。
「ズングリで表皮やや硬めの PaleGreen でスッゲー透明でナンタラ」とかそんなことが書いてあるんで IB6228 や IB6558 のような感じなんだろうと。
ハオルシア協会 blog の地図上の H. blackbeardiana の写真は IB6288 だと思いますが、確かに記載文からの印象だとコレが一番マッチしています。
"PaleGreen" とかこういう色の表現は結構正確ですよ。
日本語はちょっと色の概念というか表現の幅、名前が少ない印象ですが、海外は結構「色とその名前」自体が多めに認識されてます。
エケベでも花の色とか IndianRed とか書いてあって「IndianRedって何色や!クリーブランドか!」みたいなことになるんですが検索してみると驚きの納得感だったりします。
そんなワケでPaleGreen はだいぶ白っぽいです。
写真
http://haworthiaupdates.org/chapter-7-continuity-of-haworthia-on-the-zuurberg/
記載文
http://1911.up.n.seesaa.net/1911/image/blackb_firstdescription.jpg
カラーチャート
http://color_chart.nazca.co.jp/
記載の古い種ってこういうところが結構ややこしいの多いです。
H. specksii は極端なのだと Komboknie のヤツみたいな感じをイメージしてますが、平均個体だと中途半端な中間個体な感じになりそうだし、分かるような分からんような感じです。
***********************************
Haworthia blackbeardiana , Queenstown ex I. Breuer
http://1911.up.d.seesaa.net/1911/image/1911-2013-04-24T18:37:57-2.jpg
http://1911.up.seesaa.net/image/1911-2013-11-02T23:35:26-3.jpg
"viridioides" で間違って出荷されてたアレ。
最近はちょっと青紫っぽくなってます。
#20595C くらいの感じ。
これも見た感じの雰囲気的には H. blackbeardiana とか H. specksii というよりは H. malvina 、でも H. malvina そのものという感じでもないし H. aquea ・・・かな?
H. aquea 4、 H. malvina 3、 H. blackbeardiana 3 くらいの印象。
というよりは "batteniae" か H. ephemera n.n. をギュっと小さく柔らかく、窓を多くしたような印象もします。
H. ephemera も IB13153 だと結構シュっとしてますが、ガシっと丸くなってるのもあります。
Queenstown 周辺の「"blackbeardiana"合戦場」は本当によくわからないです。
specksii-speciosa の系統と "blackbeardiana" 的なヤツがぶつかってるのは中間的な個体が山ほどあるんでなんとなく分かり易い。
そこに H. malvina 系の紫なヤツが参戦しているのもわかる。
確かに H. aquea 的な青みの勢力が来てるのも感覚としてある。
Rippon と Whittlesea の線分上だと H. connexa n.n. がありますが、うーん違うんだろうなあ。
縦長な要素はこっちの方面から来てそうな印象はする。
それとも「内陸のほうがガチムチ」的なヤツなんだろうか。
ベルクマンの法則的な。
規模の大きい cline ?
***********************************
Location: R344, Tarkastad の "blackbeardiana"
http://www.ispot.org.za/node/186661
Trakastad は丁度 Cradock と Queenstown の中間くらい。
H. violacea と H. malvina の中間的な植物?
個体だけでいうなら H. innocens n.n. に似ている。
Middelburg, Tafelberg の植物(つまり H. innocens ですが)、2回くらい見ましたが、IB4609 とはちょっと印象が違って強ノギという印象でした。
真ん中の紫のが H. innocens 。
http://1911.up.seesaa.net/image/1911-2008-09-21T19:42:13-1.jpg
JDV91/102 Josefsdeel(Josefdale?)
http://public.fotki.com/Grootscholten/plant-collections/haworthia-bolusii/bolusii1---1.html
http://public.fotki.com/Grootscholten/plant-collections/haworthia-bolusii/bolusii14.html
http://public.fotki.com/Grootscholten/plant-collections/haworthia-bolusii/bolusii-19.html
http://public.fotki.com/Grootscholten/plant-collections/haworthia-bolusii/bolusii-22.html
これも現物見たときは「お、紫バッテニじゃーん。ミデルバーグのと同じかな?」という印象でしたね。
でもこれ 3026CC なんで全然別の場所っぽいんすよねー。
たぶん Aliwal North の南くらい。
"batteniae" でもたまにブリンブリンに窓窓している特異個体っぽいのがあるけどあれは H. aoebis n.n. か何かの影響でも受けているんだろうか。
改めて地図見直してみると Somerset East と Cradock は近くて面白いです。
個人的には強刺でイガってて大きめの植物が気になるところですよ。
Queenstown 周辺のはそこまで違いが見えてこないですが、西とか北のほうのヤツは全然印象も違うくらいバキバキしているんで探してみると面白いと思います。
例によってほとんど売ってないですが。
***********************************
「H. yocans n.n. も水羊羹窓だよ!」ということなんで調べてみる。
Haworthia yocans n.n. IB13164
http://www.specks-exotica.com/en/photo/15681/haworthia/
あー、なるほど H. calaensis にソックリですね。
・・・?
The Genus Haworthia の写真とかだとノギも全く無くて細長い H. pallens か何かにしか見えないんですが。
http://www.flickr.com/photos/ovajaro/10316184054/
・・・?
これ H. calaensis にしか見えない。
Haworthia calaensis
http://haworthia.ldblog.jp/archives/24542858.html
JDV96/89 H. gracilis var. gracilis , Gladhurst, Adelaide. のヤツが H. yocans 。
http://haworthiaupdates.org/volume-1-chapter-4-haworthia-cooperi-and-haworthia-bolusii-var-blackbeardiana/
こっちでもノギはほぼ無いです。
うーん。
Exotica の H. yocans は余りに H. calaensis っぽいんで「本当に H. yocans で大丈夫なの?」という気がしてしまいます。
あの小さな葉っぱが残るところとか。
STC の H. calaensis と H. odyssei の取り違え事件からちょっと疑り深くなってます。
STC の MBB6556 もまるっきり H. aoebis なんで「FSA141 と取り違えてるんじゃないか?」という気がしてます。
ただ、Ripon 近辺にも H. aoebis からオツブーサや要素を抜いたような個体とまるでオブツーサみたいな個体が近距離に混在しているみたいなんでピッタンコカンカンすれば Ripon 周辺にも H. aoebis な個体が出ても全然おかしくない。
見た目が H. aoebis な STC の MBB6556 。
http://1911.up.n.seesaa.net/1911/image/1911-2014-01-07T06:58:20-1.jpg
aoebis って -is で終わってるからラテン語に見えるし、eb-is の響きがなんか古語っぽくて面白いです。
しかしまあ H. yocans が 羊羹っていうのはビックリしました。
個人的にはわらび餅が好きなんでその辺も使われるんじゃないかと期待してますよ。
warabimochii
warabis
warabia
warabinia
個人的には断然「ワラビモチー」の響きがアホっぽくて良いですが、学名としては流石にアレ過ぎる。
Warabimoch さんって誰。
くず餅ってよくあんなワケわからない面倒くさい作り方なのに現代まで残ってたなあという気がします。
よっぽど食うもんないか暇だったか。